CISSP試験に落ちた人
「CISSPに落ちた。不合格だった。。精一杯勉強したのに。どうしよう。どうやったら合格できるんだろう。。。もう落ちたくない。。」
といった悩みを抱え、自信を喪失している人に向けに、
試験に1度落ちた後、2ヶ月後に再試験して合格した私の経験から次の試験に向けて改善すべき4つのことを紹介します。
CISSPに落ちたときの辛さや悔しさや絶望感は分かっているので、次回の試験に合格したい。絶対に落ちたくない。という方は是非この記事を最後までご覧ください。
CISSP試験に落ちた。不合格となった後にすべき4つのこと!
CISSPに落ちた後にやるべき4つのことを順番に説明していきます。
①試験問題を極力思い出す
CISSP試験は、不合格でも合格でもすぐにスコアレポートが渡されて、結果がわかります。
そこで不合格だった場合でも気を落とすのではなく、いかに早く次に向けて切り替えることができるかということが重要だと思います。なので、まずは、
試験でどんな問題が出て、自分がどんな問題に悩んだのか、どんな解答を選択したのか落ちたことでショックを受けるよりも先に思い出し書き出してみてください。
なぜなら次に切り替えるためには、まずは反省が必要だからです。
実際、私も落ちた後のショックな気持ちを抑え、次に向けてすぐにできることは何かと考え、試験会場から自宅に帰るまでの電車の中で、試験でどんな問題が出て、自分がどんな問題に悩んだのか、思い出し書き出すことをしました。
自分の頭の整理することで、次への切り替えにもなりますし、また自分の苦手分野な領域がかなり細かく絞ることができるので、次回に向けた弱点克服のためにもなります。
なので、是非実践してみてください。
問題文と選択肢を思い出すことで、着実に自分の弱点を克服できると思います。2回目の試験のために0から学び直すのではなく、弱点克服に注力しましょう。
②苦手な領域への注力
帰宅して落ちた後のショックな気持ちを切り替えることができたら、次は苦手分野の分析と対策です。
CISSP試験に不合格だった場合、どのドメインが基準点に届かなかったか苦手分野がわかります。下記が私が実際に1度目の試験で不合格だった時のスコアレポートです。
見てもらえるとわかる通り、基準点に達しなかったのが、
対して、基準点以上だったのが、
だったことがわかります。
まず第一にやることとして”試験で出題された問題や選択肢の洗い出し。自らの答えを思い出すこと”を実施し、問題カテゴリ(ドメイン)と、落ちた際に貰ったスコアレポートの結果と照らし合わせ、「多分、この問題は不正解で、あの問題は正解だったんだな」というような分析ができます。
たとえば、私の場合、SDLC(ソフトウェア開発ライフサイクル)系の問題は悩んだ問題があったとすると、それはドメイン8で基準点以下だったので、「不正解だったのか」と推測できます。
もちろん全てが推測通りではありませんが、苦手分野をピンポイントで絞り込むことができると思います。
しかし、CISSPはそんなつぎはぎな知識で合格できるほど甘くありません。なので、ドメイン単位でしっかりと苦手分野を克服していくことが必要です。
では弱点や苦手分野がわかったところでどう対策すれば良いのかについてですが、
・別の問題集を購入して2−3周解くこと
・ガイドブック(教科書)を読み直す
ということが必要です。実際、私の場合
1回目の試験に臨むまでに公式問題集をやり尽くし、正解率を80−90%以上まで仕上げていたので、「これ以上同じ問題集をやってても意味ないな」と感じていました。。。
なので、過去に先輩がCISSPに合格した際に実践していた新しい問題集(CISSP Exam Cram【電子書籍】[ Michael Gregg ])を購入し、苦手な領域(ドメイン)だけを3周することにしました。
また、合わせて苦手ドメインを最初から勉強し直すために新版 CISSP CBK 公式ガイド【電子書籍】[ アダム・ゴードン ]のドメイン3、8、1、7を再度目を通しました。
目を通していくうちに、
「あ、なんかこの辺試験に出てたな」とか自分の苦手分野を効率的に勉強できるので、ドメイン全体を勉強し直せると同時に苦手分野をピンポイントで潰していく感じがあり、すごくこの対策はよかったかなと思います。
③見直しフラグ付与のルール決め
試験に不合格だった人、試験に落ちた人の中で、「時間が足りずに焦ってしまった」という方が結構多いのではないかなと思います。私もその一人でした。
時間が足りなくなる理由の1つとして、「見直しフラグの付け方を事前に決めていなく、見直しに時間がかかりすぎた」ということが挙げられるのではないかと思います。
実際、私も見直しフラグの付け方を全く決め事として決めておらず、「全部一回見直そう」というつもりだったので、本当に見直したい問題を見失い、見直しの途中で時間切れとなってしまいました。
なので、
といった
自分なりの見直しフラグ付与のルールを事前に決めておくべきです。
基準点は70%かつ、採点されない問題も含まれているので、
確実に解けない問題は捨て、確実に解けそうな問題に集中する
ことで合格がグッと近づくかと思います。
④勉強環境の見直し
これは、試験会場で自分普段の実力を発揮するために必要なことです。
私の場合、カフェや図書館で周りの雑音をかき消すために音楽を聴きながら勉強していましたが、試験会場では耳栓とベッドフォンをして無音の状態でしたので、個人的に逆に落ち着かずに宙に足が浮いたまま試験が終わってしまった感触があり、試験に落ちてしまった一つの原因となったのではないかと思います。
そのため、
試験環境になるべく近い状況になるように耳栓をつけて、無音に近い状態で自宅で勉強するようにしました。
スポーツでも「練習でできないことは試合ではできない」というように試験会場になるべく近い状況で勉強して環境に慣れておくことは非常に重要だったなと感じています。
まとめ
今回の記事では、1度目のCISSP試験に落ちた人間が、2度目の試験に向けてすべき4つのことを自身の経験を元に紹介しました。
- 試験問題を極力思い出す
→自分の頭の整理、次に向けて気持ちを切り替える - 苦手な領域への注力
→ピンポイントでの苦手分野の克服に向けた勉強をする - 見直しフラグ付与のルール決め
→確実に解けない問題は捨てることも必要 - 勉強環境の見直し
→本番で実力を発揮できるように本番に似た環境で勉強する
CISSPに落ちた。。。次こそはCISSPに合格したい!という方は是非実践してみてください。
また、私がどの問題集を使って、どうやってモチベーションを維持しながら、たくさんの用語を覚えていたのが勉強方法についても興味がある方は、別の記事をご覧ください。
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