海外での仕事をしたいと考えている人
「海外案件を担当したいんだけど、どういった難しさがあるのか。英語が得意とは言えないけど、やっていけるのか。海外案件を担当する場合に注意すべき事は?」
こういった疑問にお答えします。
この記事を読むことで、「英語に苦手意識がある人でも、海外での仕事を遂行する」イメージができるのではないかと思います。
では、早速解説していきます!
海外の仕事の難しさ。心得るべき3つのこと
英語が苦手だった私が、海外のプロジェクトを円滑に進めていく上で、重要だと気づいた3つのことを説明していきたいと思います。
SNSを利用する
国を跨がるプロジェクトを推進する場合、日本にいるメンバーと現地にいるメンバーとで連携をしながら進めていくことが必須です。
しかし、日本では出来て当たり前の下記のようなことが出来ずに、かなり苦労しました。
海外出張にいった際には、一緒に食事に行ったり、体を動かしたりしていたので、信頼関係は構築できているという自負はありましたが、国民性としてアジア地域は比較的は時間にルーズな傾向があるため、工夫が必要でした。
その時に活用したのが、SNSです。
SNSを使って、連絡を取り合うことを始めると、かなりスムーズに情報連携ができるようになりましたし、会社の電話会議システムを使わなくてもグループ通話で電話会議できたりと、これまでと比べ物にならないほど、連携が上手くいくようになりました。(※機密情報については、SNSに直接書き込むのではなく、メールで送って、SNSでメールを確認して欲しいと送る方法をとりましょう。)
発展途中のアジア諸国では、意外とSNSを仕事として活用している国が多いようで、メールよりSNSの方が頻繁にチェックしているのではないかなと思います。
また、SNSを使うことで業務意外のやりとりも頻繁にする様になり、信頼関係がより強固なものになります。
会議は準備を万端に
英語が苦手な人にとって、海外の人との電話会議やテレビ会議をファシリテートすることは恐怖でしかないと思います。実際に私は、毎回心臓がバクバクしながら、冷や汗をかきながら電話会議を行なっていました。
しかし何も準備せずに、ただ参加していたわけではありません。当時英語に自信がなかった私は、
会議の度に入念に資料を作成し、こちらの要望(下記の内容)を事前に送付していました。
この資料を現地の人が事前に読んでくれるかどうかは、わかりませんが、ここまで自分で考えてシミュレーションをしておけば、ある程度自分の伝えたいことが伝えられますし、会議の結論として、期待できる結果を得ることが出来ます。
アジアの国であれば、お互いに英語はノンネイティブであるので、口頭のみならず文字で伝えることで、認識の齟齬を最小限に抑えることが出来ます。
最初は準備にかなりの時間もかかると思いますが、慣れてくると資料がなくてもポイントを抑えた英語での会議のファシリテートができると思います。
発言を怖がらない
アジア地域で仕事を進めていく上で一番意識して欲しいことは、
相手も英語はネイティブではなく、意外と苦手であるということ。
私が接してきた東南アジアの国出身の人は、文法はめちゃくちゃでしたが、物怖じしないでガンガン自分の言いたいことを言ってきます。一方で英語が苦手な日本人は、文法を気にするあまり、会議での発言機会を逃してしまっていると思います。
私自信何度も上司から「会議中発言しなさい。発言しないと次から会議に呼ばれないよ。」と注意を受けていて、英語での会話がトラウマになってしまいました。
そんな時、下記の様なことを実践して徐々に会議でカタコトでも質問できる様になりました。
最近では、「文法より、瞬発的に伝えたいことを伝える方が大事だ」と開き直れる様になり、会議でも何の躊躇もなく質問できる様になったり、自分の伝えたいことを伝えられる様になったりと成長できました。
まとめ
英語が苦手な人向けに「海外の仕事の難しさ。心得るべき3つのこと」として、
- SNSを利用する
- 会議の準備は万端に
- 発言を怖がらない
ということを私の実体験をもとに紹介してきました。
英語はただのツールであり、英語ができるだけでは海外での仕事を上手く遂行できません。そのため小手先の英語力ではなく、まずはお互い一人間として接することを意識しましょう。
その上で、相手の状況も尊重した上で、自分で努力すべきことは努力していけば、海外のプロジェクトであっても上手く進めていくことができると思います。
一方で「そもそもTOEIC700点もないから心配」という方は、まずはTOEICを勉強して英語の基礎知識をつける方が良いと思います。
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